工程7動作試験
1、資材の用意
組立の終わったA−D変換インタフェースと電圧プローブ、動作試験装置、パソコン、RS232Cインタフェース、工具、ポケコン
2、試験
(音の出力、データの出力確認)
ポケコンとインターフェースを接続する。
□チェック
インターフェースのトグルスイッチを下側に倒す。
□チェック
*キーボードから「BEEP1」と入力し実行(リターンキーを押すこと)させる。
ピーと音が一度なればOK。
□チェック
*キーボードから「OUT1」と入力し実行させる。
LEDが点灯すればOK。
□チェック
*キーボードから「OUT0」と入力し実行させる。
LEDが消灯すればOK。
□チェック
ポケコンを「BASIC」のキーを押してプログラムモードにして
10T=2.5
20BEEP1,105,49.4*T*3
30BEEP1,93,55.4*T
40BEEP1,82,62.2*T*3
50BEEP1,105,49.4*T
60BEEP1,82,62.2*T*2
70BEEP1,105,49.4*T*2
80BEEP1,82,62.2*T*4
90GOTO20
と入力する。
*できたらRUNモードにして「RUN」を入力しプログラムを実行させる。
聞き慣れたメロディーが流れればOK
□チェック
(A−D変換の確認と調整)
A−D変換を高速で行わせるために変換部分は機械語(マシン語)でプログラムしてある。動作テストではパソコンから自分のポケコンに取り出して(ダウンロード)使います。
ダウンロード(マシン語のロード)
インターフェースのトグルスイッチを上側に倒す。
□チェック
*RS232Cインタフェースにパソコンとポケコンを接続して電源を入れる。
□チェック
*パソコン通信ソフトのメニューの通信実行「B」をパソコンのキーボードから入力し、ホスト局の選択でポケコン「P」を入力する。
□チェック
*ポケコンに「MON」を入力し、モニタモードにする。
□チェック
*ポケコンに「USER0210」を入力し、マシン語エリアを確保する。
□チェック
*ポケコンに「R」を入力し、データ受信状態にする。
□チェック
*パソコンの「f・8」アップロードキーを押し、ファイル名「PSAD98.HEX」を入力する。
□チェック
:200100003E01D3603EFFD361DB62CB6728FA210802CB4F2804362B1802362D2BCB472004BB
:20012000360118023600DB62CB6F28FAE60F320302DB62CB7728FAE60F320202DB62CB7F20
:2001400028FAE60F3201022104020101021E0316000ACB472802CBDACB4F2802CBD2CB5703
:110160002802CBCACB5F2802CBC27223031D20DFC971
:00000001FF
*パソコン画面のデータ表示が止まるまで待つ、止まったら最後にキーボードから^Z(CTRLキーとZキーを同時に押す)をキー入力し、ダウンロードを終了する。
□チェック
ポケコンの画面に「INFO:0100-0170」と表示されメモリに格納されたことがわかる
ダウンロード(C語のロード)
*今度は、ポケコンの「TEXT」キーを押してエディタモードに変更して「S」を入力。SIOモードに入るので「L」を入力。
□チェック
*パソコンの「f・8」アップロードキーを押し、ファイル名「PSAD.C」を入力する。
□チェック
100 /* ad converter */
110 main()
120 {
140 char ac;
150 int d1,d2,d3,d4,p;
190 clrscr();
200 loop: call(0x100,(void*)ac);
210 p=peek(0x208);
230 d4=peek(0x207);
240 d3=peek(0x206);
250 d2=peek(0x205);
260 d1=peek(0x204);
270 gotoxy(2,2);
280 printf("%c %d.%d %d %d V\n",p,d4,d3,d2,d1);
290 goto loop;
310 }
*パソコン画面のデータ表示が止まるまで待つ、止まったら最後にキーボードから^Z(CTRLキーとZキーを同時に押す)をキー入力し、ダウンロードを終了する。画面が「---RECEIVING---」から元のSIOモードに戻る。
□チェック
*ポケコンにRS232CインタフェースからA−D変換インタフェースに取り替える。
□チェック
*ポケコンの「SHIFT」キーを押しながら、「TEXT」キーを押して(C言語機能)にする、「C」を入力し実行プログラムを作る(コンパイル)。画面に「copmplete!」と表示されればOK。
□チェック
*動作試験装置の出力端子であるモジュラープラグをA−D変換インタフェースのモジュラージャックに接続する。
□チェック
*できたら「G」をキーを押してプログラムを実行させる。
□チェック
*動作試験装置の出力電圧調整つまみを調整して1.990V程度にする。
□チェック
*ポケコンの表示もほぼ同じ値になるようにA−D変換インタフェース基板上の半固定抵抗をドライバーを使って調整する。
□チェック
*動作試験装置の出力電圧調整つまみを変化させ出力電圧をプラス1.999V〜-1.999Vまで変化させポケコンの表示もほぼ同じ値を表示することを確認。
□チェック
*動作試験装置の出力端子(赤、黒)に直接電圧プローブからのミノムシクリップを接続(赤色ミノムシクリップを赤の端子、黒色ミノムシクリップを黒の端子)、電圧プローブのモジュラープラグをA−D変換インタフェースのモジュラージャックに接続する。
□チェック
*動作試験装置の出力電圧調整つまみを変化させ出力電圧をプラス1.999V〜-1.999Vまで変化させたときポケコンの表示が、ほぼ半分の値を表示することを確認。
□チェック
3.完成
ここまでできればほぼ完成です。最後に終了検査を受けましょう。自分ではできたと思っていても意外な所にミスがあるものです。
ものを作るのはたのしい