工程6部品の取付と組立
1、資材の用意
フラックス塗布の終わったプリント基板、、ハンダ吸い取り器、部品(部品表による)
2、部品の取付
部品組立図、インターフェース回路図を参考にして部品を取り付ける。
*ジャンパ部分(J1,J2)は部品のリード線の残りか品番29のジャンパ線を利用する。
*部品は背の低いものから順に取付けすると楽にできる。
*部品のリード線はラジオペンチなどでリード線の形を整えて(フォーミング)から取付ける。
*ICはソケットだけを先にハンダ付けして、他の部品を全部付け終わってからソケットに差し込む。
注意、極性のある部品は注意して取り付ける。
ハンダの量は必要最小限にすると共に、よくパターンになじませる。
電子部品は熱に弱いのでハンダ付けには注意が必要。
間違ってハンダ付けした部品はハンダ吸い取り器を使って取り外す。
*ハンダ付けのテクニック
A.まず母材となるパターンと部品のリード線を加熱する。
普通は3秒程度、母材が大きく(パターンが広い・リード線が太い場合など)なると長く加熱する必要がある。
B.次に、糸ハンダをこて先とリード線の接触部分にもっていき適量のハンダを溶かす。と同時に糸ハンダを離す。無駄ではあるが少し多めに溶かした方が良い。
それから、ハンダがパターンとリード線の両方に馴染むまで、こて先を離さない。(3秒程度)
C.ハンダが流れたら(馴染んだ状態)、こて先を離す。
このとき余分なハンダは自然にこて先に付く。
☆ハンダ付けの難しい場所などでは、双方にハンダを付けておき(ハンダ揚げ)、次に双方を合わせてハンダごてで加熱して付けるとよい。
3、検査
部品組立図、回路図、部品表、部品鑑別資料を参照しながら定められた所に定められた部品が取り付けされていることを確認する。
極性のあるものは特に注意して検査する。ハンダ粒が付着しているときは必ず取り去る。隣のパターンにハンダが流れて接触(ハンダブリッジ)している所はないかなどよく調べる。必要があればテスターを使って調べる。
4、組立
プリント基板とアクリル板を下のように組み立てる。